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神々の棲む熊野古道を往くなら、古道を知り尽くした語り部と共に歩くことをお薦めします。自分で歩くだけでは見逃してしまいそうな場所も、古道を愛し知りつくした語り部たちがその魅カを存分に伝えてくれます。古来から多くの人が往来した道は、今も参詣する人が後を絶ちません。語り部の言葉に耳を傾け、昼なお薄暗い石畳の道を踏みしめる。木々や土、風の薫りに包まれ、心から癒される時間と空間を体感してみませんか。

熊野三山:古道を往く参詣者たちが目指す、神々の聖地。熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社、那智山青岸渡寺の三社一寺の総称が熊野三山。今も篤い信仰が息づいています。
高野山:高野山は816年に弘法夫師空海が真言密教の修禅の道場として開いた地。1200年の歴史を持つ山上の聖地です。
中辺路:京都と熊野三山の相互を結ぶ最も利用されている道です。沿道には熊野神の御子神を祀る『王子』や、遺跡の数々が点在しています。古来より多くの人々が魂の再生を願い往来したメインルートです。
真言密教を伝えた空海の霊地、高野山へと至る参詣道のひとつ「高野山町石道」には今も百基以上もの『町石』が残り、この道が人々の信仰を篤く集めた参詣道であったことを偲はせています。そしてこの地では高野豆腐に代表さわる精進料理も魅力です。心を込めて作られた料理の数々は滋味豊富で素材本来の美味しさを活かした優しい味わい。工夫を凝らし味にこだわった精進料理は宿坊でぜひお召し上がり下さい。

熊野三山・本宮(世界遺産・熊野古遣を歩く):古より多くの人々が魂の再生を夢見て、祈りを胸に歩いた巡礼の路・熊野古道。昼なお薄暗い古道沿いには、弘法大師が水を湧出したと伝えられる水呑王子など熊野九十九王子と呼ばれる神社跡が点在し、参詣者たちを優しく迎えてくれます。「最も美しい古道」と言われる大門坂は樹齢八百年を越す大木が並ぶ中、苔むした石畳が「熊野詣」の歴史を刻んでいます。ただ歩くだけじゃなく、もっと深く古道のことを知りたいなら語り部との散策がおすすめ。言い伝えや伝説、草花のことまで、古道についての理解がより深まります。
神々が住まう聖地、熊野三山へ:熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社、那智山青岸渡寺の三社一寺の総称が熊野三山。それぞれが巨石や滝、川に神が宿る、自然崇拝が起源とされています。檜皮葺きの社殿が荘厳な熊野本宮大社(田辺市)、朱の鳥居と丹塗りの社殿が壮麗な熊野遠玉大社(新宮市)、那智の滝を祭祀の起源に持つ熊野那智大社(那智勝浦町)、西国三十三カ所巡礼の一番札所・那智山青岸渡寺(那智勝浦町)は古来より多くの参拝者が詣でた地。不老不死や極楽浄土、甦り、それらの思いを受け止めてきた熊野三山は、今も篤い信仰を集めています。
西国霊場の第一番札所・青岸渡寺:4世紀頃、インドの僧が開山したとされる古刹。長い石段を登り、金剛力士像を配した朱塗りの山門をくぐれば、豊臣秀吉が1590年に再建した本堂が行みます。せっかくなら大門坂でバスを降り、そこから熊野古道を歩いて青岸渡寺へと参拝するルートがおすすめです。
新宮:熊野地方に春を呼ぶ神倉神社の「お燈(とう)まつり」は2月6日の夜に行われる炎の御祓(みそぎ)神事。荒縄を胴に巻いた白装束の上り子たちが五角錐の松明に御神火を受け、536段の石段を駆け下りる奇祭。※お燈まつり当日、女性は神倉神社への入山はできません。 
毎年10月16日に行われる熊野速玉大社の例大祭。熊野川を舞台に繰り広げられる『御船(みふね)祭り』では、神が乗った美しい神幸船(しんこうせん)を先導する形で、勇猛な熊野水軍の姿を今に伝える、9隻の早船による競漕が行われます。
熊野速玉犬社の境内に侍む「佐藤春夫記念館」は、大正・昭和を代表する詩人・佐藤春夫氏のモダンな洋館を移築復元したもの。どこか懐かしく暖かみのある建物です。
新宮駅から徒歩約5分の位置に建つ「西村記念館」。新宮出身で文化学院の創立者でもある西村伊作自身が設計したという住宅は、現在では当たり前の居間を中心にした家を確立させたもの。
様々な表情を見せる滝や奇岩奇勝の数々を船上から眺めながら、語り部のガイドに耳を傾ける、川船での熊野川下りがおすすめです。乗合船乗船料・大人3,900円。

龍神温泉?

豊富な海の幸と郷土の味覚を 那智勝浦町は生マグロの水揚げ高日本一を誇る地。魚の王様マグロを思う存分に味わいたいなら『生まぐろ食べ歩きマップ』を参考に。60軒の中からお好みのお店が探せます。マップは観光協会などで入手できます。古式捕鯨発祥の地・太地町ではクジラ料理をハリハリ鍋やすき焼き、竜田揚げ等で。他にも新鮮なカツオや、サンマの姿寿司など、黒潮の恵みは盛りだくさん!
那智の火祭りは 7月14日に行われる熊野那智大社の例大祭で、松明が燃え盛る豪壮な神事。12体の熊野の神々を、那智の滝の姿を表した扇御輿に移し、参道にて12本の大松明が迎え、その火で清める神事は日本三大火祭りのひとつ。御火神事で用いられる大松明は重さが50キロ程もあります。
串本温泉:本州最南端の温泉では、紺碧の海と蒼い空に抱かれてゆったり。
太地温泉:熊野灘を眺めながら温泉で寛ぐひととき。
勝浦温泉:良質の湯が湧き出る、南紀を代表する温泉郷。
湯川温泉:郷土の詩人・佐藤春夫が愛した、湯治場に最適の地。
渡瀬温泉:西日本最大級の露天風呂が特徴。
湯の峰温泉:小栗判官が湯治に入った「つぼ湯」がある、日本最古の湯。
川湯温泉:川原を掘ればそこが自分専用の温泉に。川を堰き止めた仙人風呂は冬の名物。
あげいん熊野詣:平安衣装に身を包んだ人々が熊野吉道を歩く光景は絵巻から抜け出したよう。一般からの参加が可能です。10月第4日曜日開催・参加には事前の申込が必要です。定員になり次第締切。
太地くじら浜公園:「くじらの博物館」や水族館、ラッコ館、クジラやイルカが自由に泳ぐプールなど、園内には見どころがいっぱい。入場料1,050円。
串本海中公園:串本で見られる生物たちを展示した水族館。海中展望塔や観光船「ステラマリス」と併せて黒潮の海を満喫!水族館・海中展望塔入場券1500円、海中観光船ステラマリス乗船券1800円、入場・乗船セット券2,400円09時~16時30分(夏期は延長有)
紀の松島:勝浦港周辺に点在する大小130の奇勝奇岩が美しい光景を描き出しています。ラクダ岩やライオン岩、平継盛が入水したと伝わる山成島などの見どころがあります。
勝浦漁港:生マグロの水揚げ高日本一を誇る日本有数のマグロ基地。早朝に大量のマグロがズラリと並ぶ光景は圧巻。毎年2月の第4土曜日には『まぐろ祭り』が開催されます。
ドルフィン・ベェイス:イルカと一緒に泳いだり、触れたりすることができる、日本で最初に誕生したドルフィンスイムの体験施設。
橋杭岩:弘法大師と天の邪鬼が一晩で大島まで橋を架ける競争をしたという伝説が残る橋杭岩。海の浸食作用により創られた850mにも及ぶ岩柱の列は壮観の一言。
海金剛:打ち寄せる荒波が永い年月をかけて創り出した絶景の中、「魔女の髪すき岩」と呼ばれるピラミッド型の巨岩が海面から突き出ている光景にはひと際目を奪われます。

白浜
楽しみかたが盛りだくさん!南紀白浜温泉の中心には真っ白な砂浜が続いています。ここでのお薦めは『素足ウォーク』。美しい景色の中、乾いた砂や波打一ち際のしっとりした砂の上を素足で歩けば、足つぼマッサージ効果も得られて快感!素足ウォークのあとは気軽に利用できる足湯でさらに血行を良くして、足下から健康に。そして、白浜でぜひ味わって欲しいのが幻の魚と言われる「クエ」。脂の乗った白身はそのグロテスクな姿からは想像できないほどの美味しさです。ゼラチン質たっぷりの皮やアラも一度食べたら忘れられない味です。
島の中央に円月形の海蝕洞がぽっかり開いていることから「円月島」と呼ばれ高島は、白浜を代表する景勝地。タ陽の沈む美しさは格別で夏期は18時30分頃、冬期は16時30分頃が目安。岩肌に黒潮が激しく打ちつける三段壁。崖下には熊野水軍の隠し洞窟だったという三段壁洞窟があります。その名の通り千もの畳を思わせる光景が広がる千畳敷は、日没頃には波と岩がキラキラと輝いて見えるというタ陽の名勝としても知られています。
名湯で心身共に一癒される時間を有馬、道後と並ぶ日本三古湯のひとつ、白浜温泉。飛鳥・奈良朝の時代から多くの宮廷人たちが愛した長い歴史を持つ名湯です。絶景の露天風呂を持つ「崎の湯」や庶民的な雰囲気が魅力の「白良湯」、夏は水着で入れる「しらすな」など外湯巡りでたっぷりと堪能してみては。また、散策にも最適な足湯も充実。
初夏の白良浜を砂の芸術作品で飾る体験型芸術コンクール。昭和43年に始まり、今ではビーチいっぱいに作品が並びます。参加するには事前の申し込みが必要ですが、当日体験できる区画もあります。
アドベンチャーワールド:イルカ、アシカやカワウソが見せるパワフル&コミカルなパフォーマンスに思わず拍手してしまうマリンワールド。キリンやゾウ、サイ、トラやチーターなど野生の動物の暮らしぶりを間近に楽しめるサファリワールド。ビックアドベンチャーコースター、急流すべり、大観覧車など人気のアトラクションが揃うプレイゾーン。他にもパンダランド、海獣館、ペンギン王国などがある。
エネルギーランド:地球とエネルギーの関わりを楽しく遊びながら学べるアミューズメントスポット。恐竜時代をテーマに、映像に合わせて座席が動く体感シミュレーター「ジュラシックツアー」をはじめ、人間の認識と錯覚、バランス感覚などを巧みに利用し異次元空間体験ができる、ミステリーゾーン、パラレルワールドなどがある。
白浜花火大会:白良浜海水浴場の海上300mの場所から打ち上げられる早打ちスターマイン、仕掛け花火など趣向を凝らした花火は見る者を魅了します。とりわけ湾全体を銀世界に包むナイアガラは必見の迫力。
南部梅林:ブランド梅「南高梅」を産出する梅の里。「一目百万、香り十里」と言われるように、花の開花時期には可憐な花々が芳香を漂わせます。毎年2月11日には梅祭りが開催されます。
すさみ八景:周参見湾に浮かぶ稲積島や枯木灘の絶景が望める潮来橋、荒波が打ち付ける沖の黒島と陸の黒島の奇観をはじめ、眺望が素晴らしい上ミ山古墳など、美しい自然の造形が楽しめます。

高野山
輿の院:樹齢数百年を越える杉木立の中、清例な空気に包まれる神聖な場所。一の橋から中の橋を経て、御廟橋を越えれば弘法大師の御廟にたどり着きます。一の橋から御廟までの約2キロの参道には皇室や貴族、名高い戦国大名の歴々から庶民、果てはシロアリや落書きに至るまで、約20万基もの供養塔が佇み、参詣する人が絶えません。中を覗き込んで自分の姿が映らないと寿命が三年以内という「姿見の井戸」や、同様に坂の途中で転ぶと寿命が三年以内という「覚鑁坂(かくばんざか)」もあります。
総本山金剛峯寺:高野山真言宗の総本山。檜皮葺きの大屋根を持つ主殿の内部を彩る豪華絢爛な襖絵の数々は必見です。日本最大という石庭「播龍庭(ばんりゅうてい)」も見事な美しさ。拝観後にはお茶とお菓子の接待を受けられます。
壇上伽藍:金剛峯寺から秋には紅葉のトンネルになる参道の「蛇腹道」を通って壇上伽藍へ。奥の院と共に高野山の二大聖地です。総本堂の「金堂」、高野山最古の建物「不動堂」など諸堂が集まり、中でも「根本大塔」の内陣は御本尊の大日如来と金翻界四仏を、鮮やかな色彩で描かれた菩薩や花鳥が彩り、実に壮麗です。
世界遺産の史跡を訪ねるコース:大門より壇上伽藍、総本山金剛峯寺を経て、寺院が建ち並ぶ町の中心を通り、弘法大師御廟の入口にあたる一の橋から奥の院へ。老杉がそびえる参道には、無数の墓碑が整然と並び、厳粛な空気に包まれています。距離約4km。

高野山だからできること
呵字観(あじかん):無になる禅に対し、壮大な宇宙との一体感を感じる「阿字観」は密教での瞑想法。一部の宿坊や金剛峯寺では阿字観体験ができます。身体の隅々まで清浄な空気に満たされる、特別な時間はきっと何かを得られるはず。
宿坊:お寺だからと言って早起きや勤行への参加を強制されることはありません。でも、せっかく泊まるのだから、早起きして朝の勤行に参加してみてはいかがでしょう。朗々とした読経が流れる中で本堂に座すれば、一日の始まりが晴れやかな気分に。心を込めて作られた滋味豊富な精進料理はもちろん、見事な庭園や寺宝の数々を見られるのも宿坊ならでは。
写経:真言密教の聖地で、その教えの一端に触れられる貴重な体験ができるのも高野山ならでは。心を込めて写経することにより、心身共に健康になり、一切の苦厄が去り、周囲の人も幸せを受けるという功徳を弘法大師は説いています。※写経体験は各宿坊の他、大師教会本部でできます。
幻想的な高野山
ヘルシーで滋味豊吉な精進料理を
高野山の開山以来、長い年月と多くの寺院、僧侶によって引き継がれてきた精進料理は、季節感を大切に、五法、五味、五色を組合せ、見た目と量、さらに味をも大切に調理されています。その中で、それぞれの宿坊で必ず食膳に並ぶのが胡麻豆腐と高野豆腐。全国にもその名を知られ高野豆腐は、厳しい寒さと過酷な生活条件の中から僧侶によって作られた保存食。一方の胡麻豆腐もゴマの香りとなめらかで深い味わいが人気。どちらも高野山の名物になっています。
龍神
美人の湯で肌を美しくする
修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじや)が発見し、弘法大師が夢のお告げを受けて開いたとされる龍榊温泉。江戸時代には歴代紀州藩主の別荘地として栄え、「上御殿」「下御殿」の旅館名がその名残を留めています。ラジウム量が豊富で肌を美しくする美人の湯として知られ、川中温泉(群馬県)、湯ノ川温泉(島根県)と共に「日本三美人の湯」と称されています。
名水で身休の中から美しくなる
弘法大師が発見したと伝えられる、紀州の屋根・護摩山麓に湧き出る名水「錫杖の水」。豊かな原生林により自然濾過された清水は、ミネラルウォーター「龍神の自然水」でも味わうことができます。

遊ぶ、食べる、寛げる!和歌浦湾に浮かぶ人工鳥は一大レジャーゾーン和歌山マリーナシティ。中世ヨーロッパの街並を再現したテーマパーク「ポルトヨーロッパ」は、情緒漂う建物の中が人気のアトラクションに。お腹が空いたら「黒潮市場」へ。懐かしい雰囲気が漂う市場で旬の味覚を満喫。自分の手で釣り上げたい!という方は「海釣り公園」で大物にチャレンジ。遊び疲れたら潮風が心地よい露天風呂がある「スパ・リゾート黒潮温泉」でゆったり。一日中楽しめます。
和歌山の美味をおおいに満喫
和歌山と言えばやはり、細打ち麺と濃厚なスープで全国にファンを持つ和歌山ラーメン。そのおともには、なれ寿司(サバの押し寿司)や巻きずし、ゆで玉子をいただくのが和歌山スタイル。柿の葉寿司は奈良と共に紀北地方でも名物。鯖だけではなく、鮭や山菜などの柿の葉寿司も作られています。そしてその柿の収穫量日本一なのが和歌山。
和歌浦天満宮:福岡県の太宰府天満宮、京都の北野天満宮と共に、日本の三菅廟と言われています。菅原道真が太宰府に左遷された折、和歌浦に立ち寄ったことから創建。壮麗な楼門と本殿が見事です。
和歌山城:豊臣秀吉が1585年に弟の秀長に築城させて以来、紀州徳川家の居城となり長い歴史を刻んで来た名城。天守閣からは紀ノ川が流れる市街を一望。城内の庭園「紅葉渓庭園(もみじだにていえん)」と茶室「紅松庵(こうしょうあん)」は風雅な趣。
養翠園:海水を取り入れた池を持つ、池泉回遊式、船遊式、借景式の大名庭園。躍動感あふれる松の緑と菖蒲、紫陽花、椿などの花々が庭園を彩ります。中国的手法の東側、日本的手法の西側と、散策しながらその変化を楽しむことができます。おとな600円。
友ヶ島:紀淡海峡に浮かぶ地ノ島、虎島、神島、沖ノ島の4島の総称が友ヶ島。その中のひとつ、沖ノ島にはハイキングコースや砲台跡など、自然や歴史を偲ばせる建造物があります。
高野龍神スカイライン:高野山から護摩壇山を経て龍神村に至る山岳道路。新緑の春、花々が咲き誇る夏、艶やかな秋、樹氷の冬と、四季折々に豊かな自然が広がります。「ごまさんスカイタワー」からは、大台、大峰の山々や紀伊水道の島々を見渡せ、快晴時には四国山脈をも望めます。