行 程
1日目 京都駅 == 別府駅 → 地獄めぐり → 泥湯 → 別府温泉
2日目 湯布院 → 九重“夢”大吊橋 → 大観峰 → 阿蘇山 → 黒川温泉
3日目 黒川温泉(散策) → 別府駅 == 京都駅


京都から小倉までは新幹線で2時間半、そこからJR九州の「ソニック」に乗り、約1時間で別府に到着です。九州の電車は色々な特徴を持ったものが多く、今回利用のソニックも革張りのシートに木の床、連結部分もゆったりとしたスペースが確保されていて、快適なうちに別府に到着しました。

「地獄めぐり」では、「龍巻地獄」:間欠泉といって世界でも珍しい一定の時間を隔てて、周期的に熱湯を噴出する温泉です。到着したときには「後15分くらいで噴出する予定です」と案内を頂き、しばらく土産物を見ている間に噴出口から蒸気が、と思ったらプシューと噴出しました! 「血の池地獄」:日本で一番古い天然の地獄で、一言で言うなら「赤い熱泥の池」です。珍しさに皆さん「ホオー」と納得。 「白池地獄」:青白い綺麗な色です。温泉熱を利用した熱帯魚館もあり、巨大魚ピラルクなども飼育されていました。

「鬼山地獄」:別名「ワニ地獄」とも呼ばれていて、大正12年に日本で初めて温泉熱を利用し、ワニ飼育を開始したところです。世界のワニ 約100頭が飼育されていました。大きいワニはあまり動かないので面白くないですが、調度、子供のワニの餌やりの時間に当たり、飛び回るワニを見ることができました。 「かまど地獄」:1丁目から7丁目まであり、それぞれにさまざまな湯が噴出す珍しい場所となっています。ここをぐるっと回るだけでミニ地獄めぐりができます。高温100℃の、のど・肌の湯では美容効果や花粉症にと皆さん近づいて行かれますが、蒸気が熱くなかなか思うようにいきません。

「海地獄」:入り口では色とりどりの蓮の花が綺麗に咲いていました。5月上旬~11月下旬まで見れるとのことでした。別府地獄のなかでも最大の海地獄は、コバルトブルーの色をしていてとても綺麗でした。 最後は「鬼石坊主地獄」:灰色の熱泥が沸騰する様子が確かに坊主頭に似ていました。
地獄めぐりで色々な湯を見た後は、実際に浸かりに「明礬温泉」へ行きました。ここは白色の泥湯で、古くは豊後風土記に記載され、弘法大師空海様も訪れた大変由緒ある温泉です。最初は内湯のコロイド湯へ入りましたが、ここも乳白色で暖まる湯でした。そして、いざ泥湯へ行くと、つけた足がまったく見えず、底が分からない不安があります。しかも底にはヌルヌルの泥が沈殿しており、滑り安くなっています。その為、竹で手すりがあるのですが、最初は少々歩きにくいです。地元の方でしょうか、慣れた方は底の泥を身体に塗りたくっておられました。泥んこ遊びの気分です。ちなみにここの外湯は混浴です。外湯では山沿いに高架橋が見え、景色が良かったです。見た目は古い温泉宿ですが、貴重な湯でよい体験をしました。
宿泊は、温泉宿「ホテル白菊」で、温泉三昧です。
2日目は、朝風呂にゆっくり入ってもらい、12階スカイラウンジにて、別府湾を眺めながらゆっくり朝食。あいにく曇り空だった為、水平線は見えなかったものの、晴天ならさぞかし綺麗な眺めだったこと思います。

別府を後にし、40分ほど走ると湯布院へ到着です。駅のほうから土産物屋さん街をゆっくりと車で通り、雰囲気を味わった後、金鱗湖の湖畔を散策しました。金鱗湖は魚が飛び跳ねた魚のうろこが夕焼けに映り金色に輝いたのがいわれといわれるくらい良く魚が飛び跳ねています。
散策後は、由布院で有名な旅館「亀の井」で喫茶をしてゆったりとした湯布院でのひと時を味わいました。

由布院を後にし、美しい景色のやまなみハイウェイを走って行くと、「九重大吊橋」の看板が見えてきます。日本一の歩行者用吊橋で、渡るとしっかりした橋のわりには揺れます。滝が2本見れ景色が良いですが、下を見ると高さ173mの恐怖が・・・。長さ390mの内、中間地点まで行って記念撮影をし、引き返しました。
次なるところは、「大観峰」。ここは阿蘇の外輪山が出っ張ったところで、眼下には阿蘇谷が広がります。阿蘇の大牧草地帯、その先には九重連山から噴煙(水蒸気?)の煙が上がっています。見晴らし最高で雄大な阿蘇がここにあります。駐車場から三角点のビューポイントまでは徒歩で片道10分ほどでした。
本日の最後の観光地、「阿蘇山・中岳火口」。乗用車なら火口近くまで行けます。白い煙を吐いて今なお噴火活動をしている中岳第一火口。その周辺には溶岩がごろつき美しい緑もない物々しい別世界が広がっています。直径600M深さ130Mで火口からでる溶岩の温度は1,000~1,200度Cだそうです。もし噴火したときの為に避難所が各所に設けられているのが少し気になるところです。1週キロ足らずで遊歩道が整備されいて歩きやすいですよ。

2日目宿泊先は黒川温泉、少し早めに到着して温泉を楽しんでもらうことができました。
3日目は黒川温泉の湯めぐりをし、町並みを散策。川沿いの温泉街は周りの自然と調和した落ち着いた感じでした。黒川温泉を後にし別府駅に戻り、京都への岐路につきました。

 

 

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